【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『勉強を頑張っても成績が上がらない時に考える事①』
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中学校・高校に入学・進級して学年が変わり、新しいクラスや新しい友達とも慣れてきて、「さあ勉強を頑張ろう!」とこれまでよりも気合いを入れて取り組んだという人も多いのではないでしょうか?
ゴールデンウィークも明け、いよいよ定期テストも迫ってきていますね。
この1ヶ月半あまり、気合を入れて勉強しても「あれだけ勉強したのに普段とあんまり変わらないような気がする…」、「もうちょっと良い出来るようになっていると思っていたのに…」と感じていませんか?
勉強をしたからといって必ずしも成績は上がらない
勉強をしたからといって必ずしも成績が上がるわけではないのが勉強の厄介なところです。
効率の良い勉強を一定時間から一定期間勉強しなければ、当然成績を上げることはできませんね。
目標を決め、ゴールを決めてそこに向かって、自分自身にあった効率の良い勉強をしなければ成績は上がりません。
むしろ中途半端な勉強は、知識の引き出しだけが増えてしまい知識の整理整頓ができなくなり、逆に成績が上がらなくなります。
正解を導き出すための選択肢が増えるため、その増えた知識を適切に使えなければ、返ってごちゃごちゃになってしまいます。
ここでは「勉強時間はしっかり取れているのに、成績が上がらない状態が続いてしまっている理由」と「そこから成績を伸ばす方法」について考えてみたいと思います。
成績向上は「反復学習の賜物」
学習時間を取っているのに成績が上がらない子供達の多くは、「反復学習」を怠っているケースがほとんどです。
テスト中に、「これ授業でやったものだ!」や「授業の時は分かったのに…」と解ききれずに終わってしまったという経験は誰でも一度や二度経験していることでしょう。
才能豊かな人を除いてほとんどの人たちは、一度見聞きしたものを正確にずっと記憶しておくということは出来ないでしょう。
そのため、授業で扱った問題や既に解いたことのある問題であっても、繰り返し解き直して定着を図る必要が出てくるのです。
同じ問題を繰り返し解くよりも、新しい問題に沢山トライした方が高得点を取れるのではないか?」そう考える人もいるでしょう。
しかし、ことテスト勉強は一期一会を大切にすることがとても大事なことです。
手当たり次第に新しい問題や新しい問題集に手を出すぐらいなら、決めた一冊を丁寧にかつ徹底的に反復した方が効率的で効果的です。
確かに知っているパターン問題は多い方が良いに越したことはありません。
しかし、インプットとアウトプットはそう簡単に比例しません。
そして、「知っている/見た事がある」だけで解ける問題は定期テストでは出てきても受験の問題で出てくることはないでしょう。
その努力は点数には反映されませんよね?
ですから、こと試験においては「曖昧な知っているだけの10の知識」よりも「確実な1の知識」の方が得点につながるでしょう。
時間をかけているのに成績が上がらない人達は、闇雲に問題を解きまくるよりも、友達に説明できるレベルまで徹底した反復学習を行うことが成績向上への近道と言えるでしょう。
「勉強を頑張っても成績が上がらない時に考える事②」に続く
大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎