【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『受験を目前にして今何ができるのか? ④ 』

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『受験を目前にして今何ができるのか? ① 』

『受験を目前にして今何ができるのか? ② 』

『受験を目前にして今何ができるのか? ② 』

家族が出来る応援の形

次にこの時期、家族で何が出来るのか?ご家庭の受験生に対する応援の望ましい方法について考えてみます。

①:プレッシャーをかけない。
身近で受験生を見守る家族は、つい「頑張れ」と励ましの一言でもかけてあげたくなります。
しかし、通常時はともかくとして、試験直前期において「頑張れ」の言葉は受験生にとってプレッシャーにしかなりません。
また、試験直前期だからといって、腫れものにさわるような扱いにされるのも、受験生にとっては心苦しいものです。
受験生に気持ち良く勉強に集中してもらうためには、原則として家族はなるべく普段通りに接するのが一番です。

②:受験生の自主性やタイムスケジュールを優先してあげる。
普段通りに接するといっても、一つ気を付けたいことは、なるべく受験生の自主性を重んじ、タイムスケジュールを優先してあげるということです。
普段であれば、家族ごとに食事の時間、お風呂の時間などがある程度決まっていることでしょう。
夕食の時間になっても、食卓に子供が顔を見せないと、母親としては、「何してんの?ご飯できたわよ」と声をかけたくなるでしょう。
しかし、直前期の受験生が勉強に集中している時に「飯ができた」「早く風呂入れ」などと干渉することは、なるべく避けた方がいいと思います。
普段なら家族生活の規律を守らせるべきですが、直前期だけは、受験生の自主性やタイムスケジュールを尊重してあげて下さい。

③:甘いものを用意してあげる。
直前期の受験生は、プレッシャーから食欲がなくなる場合もあります。家族としては心配ですが、あまり「食べなさい。食べなさい。」と受験生に迫るのもよくないでしょう。
家族としてとるべき行動は、甘いものを用意しておくことです。
受験勉強に集中すると、とにかく甘いものが欲しくなります。
小腹が減った時に気軽に食べられるように、甘いものを用意しておくことが望ましいでしょう。

④:成績に関しては聞かないようにする。
受験において成績というのはとても大事なことです。
応援する側も、成績が上がっているのかは気になるところです。
しかし、もし伸び悩んでいたら、受験生にとってこれほどの悩みはありません。
他人にも言いたくないものです。
ですから受験生が自分から話してこない限り、成績について話すことは控える様にして下さい。
成績が上がれば嬉しくて話してくれるでしょうから、それまで気になっても我慢することが望ましいでしょう。

⑤:ペースを崩させないようにする。
自宅ではとかく、「勉強をしなさい」「そんなことをしている暇はない」等といった言葉をかけてしまいがちですが、これは逆効果です。
勉強には人それぞれのペースというものがあります。
それを他人に口出しされるのは嫌なものです。
ですから一見ぜんぜん勉強していないように見えたとしても、そのことに関して口を挟むことは控えるべきでしょう。
そんな時こそ、塾と自宅の使い分けが必要となってきます。
上手に塾を利用していただいて、私達講師陣が勉強に対して追い込む係になり、自宅では、慰め、応援の係りになり、頑張ったね、疲れていないといったような言葉をかけてあげる役割分担を作るべきでしょう。

最後になりましたが、この時期風邪をひくと精神的にもかなりつらいので、体調管理にも十分気をつけてください。
奇跡は奇跡を信じる者にしか起きません。
自分で立てたスケジュールを信じ、そのスケジュールを遂行する事こそ奇跡を起こす第一歩です。

大倉山藍田学舎 小野修一郎