【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『受験を目前にして今何ができるのか? ① 』

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『プレッシャーに打ち勝つ方法とは? ① 』

『プレッシャーに打ち勝つ方法とは? ② 』

「試験で実力以上の力を発揮することは中々できない」

この時期になると模試や過去問を解いていく中で、本番力が問われることが増えてきますね。

「私は本番に強い」
「どうも本番で力を発揮できない」

さて皆さんは、このどちらのタイプでしょうか?
ポジティブなイメージを持っていた方が何事もうまくいきやすいので、できれば前者のような気持ちでいて欲しいものです。
しかし学校のテストや模試になるとどうにも納得のいくパフォーマンスが発揮できない人もいるでしょう。

机上の実力と本番力は大きく異なります。
勿論、机上でできることをそのまま本番でも表現できる人もいますが中々そういうわけにはいかないのが受験です。
いわば大多数の人達が「試験で実力以上の力を発揮することはできない」ということです。
マークシートや選択式の問題で当てずっぽうで書いたものが当たるというような偶然を除けば、試験で実力以上の結果が出ることはまず無いはずです。
これはなぜかというと、普段しないような余計なミスによる失点をしているということです。
つまりミスを減らす努力をすれば得点力は向上し、新しい問題集を数冊やるのに匹敵する価値があるともいえるのです。

ミスを減らす努力が点数を伸ばしていく

必ず問題を解く際の入口と出口には、ポイントがあります。
まず入口では、問題文を読むのにかける時間が大切です。
試験の際、普段よりも時間をかけて問題文をじっくり読もうと自分に言い聞かせましょう。試験では普段より少しテンションが高く、気持ちもはやりやすいものです。
だからこそ、呼吸を整える意味も込めて「いつも以上に問題文だけは普段の2倍3倍の時間をかけて読む」意識を持って臨むことをお勧めします。

テストにおいて出題者は、問題文の中に受験生達が読み間違えそうな罠を仕掛けています。
ここで問題文の読み間違いというミスはとにかく致命的です。
問題を解くための大前提を間違えているので、仮に途中で気づいたとしても、それまで時間をかけてやったことが無駄になり、大変な徒労感を味わうことになります。
そして大幅な時間のロスをしたことによる焦りがもれなくついてきます。
そんな状況に陥った場合、不合格へ直滑降で進んでいってしまいます。

だからこそ、問題文をじっくり読むことで、その後の解答作業がスムーズになるという効果を期待し慎重に問題文を読みましょう。
問題文の中には、読み間違えそうな罠だけではなく、それを解くための手がかりが必ず隠されています。
深く内容を理解することで問題が解きやすくなるのは当然といえるでしょう。

実は成績のよい子ほど問題文を読むのに時間をかける傾向があります。
逆に成績のあまりよくない子ほど、問題文を流し読みするためすぐに解答作業に入れるものの、条件を見落としたりして結局迷宮入りしてしまう、といったケースがよく見られるのです。

次回「受験を目前にして今何ができるのか? ②」に続く

大倉山藍田学舎 小野修一郎