【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『ケアレスミスが多い子供の特徴 ③』
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ケアレスミスが多い子供の特徴
前回も記載していますが私がこれまでに感じてきたケアレスミスが多い子供の特徴はこの7つです。
今回は残りの4つを解説していきます。
①:落ち着きがなく集中力がない。
②:勉強机が散らかったままで整理が出来ない。
③:人の話を最後まで聞く事ができない。
④:形やパターンを暗記し理解していない。
⑤:ノートが書けない、書かない。
⑥:字が雑である。
⑦:ノートや消しゴムを最後まで使う事ができない。
④:形やパターンを暗記し、本質を理解していない。
特に算数や数学においてよく見受けられる事が多いです。
常に公式や形にこだわり、常に形を真似して解こうと暗記している公式の数字を変えて問題を解いてしまう傾向がある場合は注意が必要です。
問題の意味を咀嚼理解していないため、形が少しでも異なると問題は解けなくなります。
正しい理解がなされていないため、形やパターンに依存し解答用紙は白紙状態または、形違いからミスを多発してしまうでしょう。
公式や形は「暗記」するのではなく、「理解」するように心がけて勉強をしましょう。
実は「理解」するほうが結果的には覚えることの量が少ないのです。
⑤:ノートが書けない、書かない
少しでも無駄を省こうとするあまり、
・ノートを取ることを辞めてしまう
・途中式を書かずに答えを出そうとする
といった状況下で、計算ミスや練習不足からくるスペルミスや選択ミスをおこしてしまいがちです。
いわゆる分かったつもりになってしまっている状況です。
本来であれば無駄ではない部分を無駄と決めつけて省き、逆に無駄なことをしている可能性があります。
⑥:字が雑である
単純に字が雑な場合、自分で直前まで書いていたものを見間違って、結局間違えたまま解き切ってしまうというパターンがあります。
また途中式も雑に書いていると途中で間違える可能性が上がります。
また字を書くという日常の習慣が雑になり、勉強をすること自体が雑になってしまうと当然ミスは増えてしまいますね。
⑦:ノートや消しゴムを最後まで使う事ができない。
ノートや消しゴムを最後まで使えず、やぶったり、ちぎったりと中途半端な状態にしてしまう。
やはりここでも、その子供の日常的な習慣から、勉強をする上でも途中で投げ出し、気がそぞろになり、ミスを繰り返してしまう。
ミスを治そうと努力する前に日常的な習慣を改善することが最善な行動となるでしょう。
以上が私が塾を運営してきた中で感じるミスが多い子供達の特徴です。
上記を踏まえ次回はこれらのケアレスミスの種類から考察し、どうすればケアレスミスがなくなるのかについて考えてみたいと思います。
次回『ケアレスミスが多い子供の特徴 ③』に続く
大倉山藍田学舎 小野修一郎