【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『勉強を毎日継続するために』
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3日坊主の脱却法
学生にとって、「毎日計画通りに勉強を続けること」は本当に難しいと思います。
子供だけでなく人は目標を定めていても、遠い未来の目標に向かって継続して頑張ることは非常に困難を極めます。
近い目標ですら一夜漬けやギリギリに始めてやりきれず、終わってから「もっと前から頑張っていたらもう少しできたのに」と後悔するものです。
やらなければいけないと頭ではわかっていても、何かを言い訳にして「やらない理由」を探します。
中高生であれば「部活動で疲れてしまったから」「家の用事があって」等と言い訳が先に立ちますし、大人ですら「仕事が忙しくて」「急に飲み会が入って」などと言ってしまうのです。
「毎日継続して行うこと」のハードルを下げる
今回は、『勉強を毎日継続すること』について考えてみます。
どんな物事においても「とにかく継続は力なり」ということにつきます。
3日坊主を脱却するためにまず始めることは「ハードルを下げること」です。
今までやらなかったことを急に始めても「毎日継続して出来るもの」ではありません。
まず自分が決めた目標を見直して「今の自分が毎日処理できる量」まで減らすことから始めましょう。
勉強を例に取ってみると、
・1日に「問題集を3ページ解く」と決めていたものを「2ページ解く」に減らす。
・国語や英語の音読を「3回」としていたものを「2回」に減らす。
・1日「3教科」と決めていたものを「2教科」に減らす。
といった具合に軌道修正します。
「今の自分が処理できる量」に修正したら、『まず1週間の継続』を目標にして再出発しましょう。
スケジュールの質感に慣れて「もう少し頑張れるかも」と感じてもあと1週間ペースを守ります。
人は何事にも慣れてきます。
最初は辛かったことも一定期間を過ぎると、それまで非日常であったことが日常になります。
その後はまた壁を一つ、次の壁を一つと徐々に増やしていき計画を修正して乗り越えていくことです。
テスト前にしっかりと計画さえ立てておけば、テスト前に徹夜で一夜漬けしなければならないことはおろか、1週間前に焦って勉強をしだすことにもならないのです。
また、生活をしているとどうしても日々の計画にはなかったイレギュラーが生じます。
・土曜日、日曜日は朝から夕方まで部活動が入ってしまった。
・急に友達が遊びに来てしまった。
そういった時のために、「何が合っても最低限しなければならないこと」を決めておくことが望ましいでしょう。
計画を完全に遂行しない日を作ってしまうと、再開するのに大きなエネルギーが必要となってします。
または緊張の糸が切れ 「今日は出来なくても仕方がないから明日からやろう」と思ってしまうと、それが癖になってしまい「大事なことさえ後回しにする思考」になってしまうからです。
勉強に限らず、何事も「継続は力なり」です。
努力して続けてきた習慣を日常にできるようにしましょう。
大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎