【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『中1ギャップの原因と解消法【2】』
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親子の距離感とコミュニケーション
子供たちが新しい環境に飛び込めば、親とすれば心配になるのは当然です。
ただ「不安だから」「心配だから」といって過保護になりすぎると、今度のお子さんの成長の機会を奪うことにもなりかねません。
大人になっていく上で、学校で「もまれる」経験も必要です。
お子さんが家を一歩外に出れば、お子さんに何もしてあげられません。むしろ、静かに見守る他ないでしょう。
そして親が厳しくし過ぎるのもいけませんね。放任しすぎるのもよくありませんから、やはり、適度な距離感を持って接することが望ましいでしょう。
中学1年生の時期は、ただでさえ成長期と思春期も重なり、気がつくと子供達はどんどん心も体も大人に近づいていきます。 だからこそ親御さんは子供達がしなければならないことに「やってあげ過ぎず、やらなさ過ぎず」の適度な距離感を保つことが望ましいでしょう。
中1ギャップの対処法
実際、中一ギャップに状態に陥ってしまった場合、家庭ではどのような対処ができるのでしょうか。
実際のところ、中1ギャップはお子さん自身の問題であり、最終的にはお子さんが自分で乗り越えるしかありません。
だからといって親御さんにできることが何もないわけではありません。
子どもが中1ギャップを克服できるまでとことん寄り添うことです。
まずは子どもの様子をじっくり観察し、子どもがくつろいだり、安心して悩みを打ち明けたりできるような、リラックスした空気を家庭内につくりましょう。
心配のあまりに子供たちの様々な事が気になり過干渉になっていまうと、反抗からグレてしまう、引きこもりになってしまうような事態を引き起こしかねませんから注意が必要です。
親御さんがすべき「適度な距離感の取り方」
親御さんも、お子さんのしつけを含む子育てを父・母どちらか一方に任せっきりにすることなく、父母間でしっかりとコミュニケーションをとり、役割分担をする必要が出てきます。
つまりは、家族の在り方にまで注意が必要になるということです。
お子さんたちはどんどん精神的に自立していきます。
子離れの時期までまだまだ長い時間が掛かりますが、その予行練習はすでに中学校入学とともに始まっているのです。
もし、お子さんが中一ギャップに悩まれているならば、是非、この機に、子供たちの気持ちをきちんと理解して、それに合わせて対応してあげることが必要となるでしょう。
そして「あなたは一人ではないんだよ」といった適度な距離感のもとにコミニュケーションをしっかりと取ること、お子さんと共に同じ歩幅で歩いてあげることで、中1ギャップは乗り越えられるのではないでしょうか?
新中学1年生の子供達には、この多感な時期に将来の財産となるべく友達や思い出を沢山作って欲しいですね。
そして、中学生最大の難所である受験を乗り切れるよう頑張って欲しいですね。
大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎