【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『どこがわからないのかわからないという言葉』

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 「どこがわからないかわからない」

「どこがわからないかわからない」

これは先生泣かせの言葉ですが、保護者の方も子供達と話していてショックを受ける言葉です。
そして塾探しをし始めるきっかけになるのもこの言葉です。

今回はこの「どこがわからないのかわからない」という言葉について考えてみたいと思います。
この言葉には、3つの意味と見えない意思があるのではないでしょうか?
1つ目は「必死で理解しようしているが、なかなか理解できない」。
2つ目は「ある教科のある単元、分野の説明を聞いたが頭の中が混乱し、理解できず、面倒だから諦めた」。
3つ目は「全くの言い訳」。

つまり「どこがわからないかわからない」という言葉が出てくるのは「勉強に対して本気で取り組もうとしていない場合」か、「子供達自身が全力で取り組んでいる場合」かの結果なのです。

1.勉強に対して本気で取り組もうとしていない場合

まず、非受験生の子供達以外の場合の多くが前者です。
子供達にとって、この言葉はある種魔法の言葉なのです。
勉強を怠けた末に悪い点数をとってしまっても、この言葉を言ってしまえば大抵のことはある意味許されます。
自分自身の日々の努力が問題なのではなく、教える側つまりは先生に責任転換をしているのです。
このような場合の子供達は、同時に「勉強の仕方が分からない」という言葉も使います。

2.子供達自身が全力で取り組んでいる場合

一方で、本格的に勉強を取り組み始めてから発せられる場合は、本当に混乱状態に陥っているケースでしょう。
こういった問題はご家庭で抱え込むのではなく、塾に通わせていない場合には学校の先生に、通わせている場合には塾の先生にすぐにでも相談した方が良いでしょう。
本当の意味で「どこがわからないのかわからない」状態になっている場合は、すぐにでも原因を発見し解消しなければなりません。
そしてそのためにはかなりの労力と技術が必要となります。
例えば、パソコンが急に止まってしまったとき、パソコンの専門家ではない人がいくら原因を探ろうとしてもうまくいかないでしょうし時間が掛かります。この場合、対象はパソコンではなく扱う人間です。
そして、人間にとって最も複雑な「思考」に関わるものですから、解消は困難を極めるでしょう。

2.子供達自身が全力で取り組んでいる場合

この問題に関して、親御さんが「子供達にしてあげられること」はほとんどありませんが「正しいジャッジをすること」はできます。
子供の言葉が「本当のこと」なのか「言い訳」なのかです。
一般的に、どの教科、単元も分野も小学生、中学生の内容であれば「時間を掛けること」で解決することができるでしょう。まずは子供達が勉強に集中して「一定時間以上掛けているか」を確認する必要があります。定期テスト準備であれば、最低限教科書、各種ワークを3周していなければ、まだ時間を掛ける必要があります。高校生に比べ、まだ基礎的な問題とはいえ、複数科目を苦手分野として携えながら勉強するのですから、当然個人差はあるにせよ一定時間は掛かります。

そこで、大人達がごく自然な形で安易に「言い訳なるもの」を聞き入れてしまうと、子供達に間違った教育をすることになってしまいます。
非常にナーバスな問題ですが、特に中学生までの時期に「勉強には時間と労力が掛かる」ということをきちんとした形で伝えられなければ、非常に危険な状態に陥ってしまうことになります。
少し頑張っても結果が出ない暗中模索の状態に陥り続けると、「結果が出ないこと」=「自分には才能がない、出来ないもの」だと決め付けかねないことになってしまうでしょう。
そして子供達はますますやる気を無くしてしまい、日々努力することに加え勉強放棄という悪循環が生まれてしまうでしょう。こうして自分の可能性を閉ざしてしまった中・高校生がよく見られます。
子供達がそうならないためにも
「日々努力すること」「わからないものは放置せずにすぐ解決すること」「努力してもすぐには結果が出ないこと」「諦めずに我慢を続けること」を適度な距離感のもと指導していきたいですね。

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎