【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『4月から6月の勉強法【1】』
正しい習慣の定着、悪習慣の改善
2021年度の大倉山藍田学舎の目標は、
『自分自身と向き合い、最後まで諦めない気持ちで戦う心を育む』を掲げたいと思います。
初心忘れるべからずですね。
さて、受験生・非受験生を問わず、学生が4月から6月に「これだけは身に付けておかなければならない」事とは何でしょうか?
答えは『正しい習慣の定着』そして『悪習慣の改善』です。
最初から自分自身と向き合う事は難しい事でしょう。そして、あれもこれもどうにかしたいと思い、計画や希望ばかり思い浮かべてみても、大事な事を忘れてはいけません。「非日常的なものを日常にする事」が大事なのです。
学年末に入り定期テストが終わった今、先ず自分自身を戒め、行わなければならない事は下記の3つです。
春休みを利用して、3つの事項について整理してみて下さい。
- 新学期に向けて新たに勉強部屋、机を片付けましょう。
- ノート、プリント類をまとめるファイルは用意しましょう。
- 遠い目標、近い目標は立てましょう。
いつもと同じ、例年通りでは変わりません。
変わろうと努力する事はとても難しい事です。変わろうと思ったらすぐ動く事が大事です。
今の自分を脱却し新たな自分を手に入れる事は、決して不可能な事ではありません。
難しい理屈や理論ではなく、まず悪習慣の改善、整理こそが不可能を可能にし得るスタートではないかと思います。
スタートダッシュを決めよう
2週間後には春休みに入ります。学校が春休みで時間があるからといって、テレビ・ゲーム・漫画・スマホに夢中になって多くの時間を使うこと事はできるだけ避けるべきです。
では、具体的に時間をどう使うかについて考えます。これから受験までの道のりは、短いようでとても長く感じられるものです。
一般的には、志望校に合格できるだけの偏差値を年度始めつまり第1回目の模試から取るための勉強をする事が良いという意見があります。勿論年度始めから良い点を取り、志望校の判定が良いに越した事はありません。しかし、時には付け焼刃の努力や勘が冴える事もあります。付け焼刃の勉強をして模擬試験で高い点数を取りに行くのではなく、今の自分の実力・ペースで何点取れるか、現時点での点数から現在の自分の力を見極める事が大事です。
受験生は、ゴールデンウィーク明けから6月にかけて行われる最初の模擬試験で、
「今、自分の持っている力で力だめし」をして下さい。
最初の模擬試験は範囲が狭く、付け焼き刃の適当な勉強量で点数が取れてしまうケースがある為、あまり参考になりません。
だからこそ、力だめしをして今の自分を把握し、ゴール地点を見定めるための参考材料にしてほしいと思います。
大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎