【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『4月から6月の勉強法【2】』

スタートダッシュが決まれば後は走るだけ!!

ゴールデンウィークを含めこの時期にしなければならない事は、

『とにかく悪習慣の改善に努め、そして今の自分には何が出来て何が出来ないのか整理する』ことです。

その為には、ひたすら一定量の演習を定期的する必要があります。「今日は100題解いて、明日は10題解く」といった不均一な事をしてはいけません。
1日100題解くのではなく50題を毎日演習するのです。継続する事で10日後に500問解いた事になります。
この方法を4科目なら4科目、自分に無理がないように継続する事が大事です。そして決めた問題数を毎日解けば何日後には何題解く事ができ、この参考書は何日後に、あの参考書はいつまでに終わる事が出来るという計画を立ててから勉強してほしいと思います。そして、毎日必ず自分の決めたプランが終わるまでは机に向かってほしいと思います。

特に受験生は就寝の時間まで勉強する。ゴールデンウィーク中は朝から晩までひたすら机に向かう。この一年はとにかく受験生としての自覚を持ち、勉強、勉強、勉強の毎日を送る。夜眠る時間以外はほぼ勉強している状態にする。このくらいの気概(きがい)で勉強すれば、1ヶ月間で自分の希望する学校に合格する為に、今知っておかなければならないだけの知識が必ず得られるでしょう。

しかし、果たして自分ひとりで計画通りに出来るのでしょうか?しっかり計画を立て、「この参考書の問題を何題ずつ、いつまでに終わらせる」という目標を塾で私達と約束して下さい。皆の先輩たちもそういった約束をして2週間で4冊もの参考書(合計2000題以上)の問題を解き、志望校に合格していった先輩もいます。上手に自分をコントロールし、今までの悪しき習慣とお別れをして、自分自身の可能性を育てましょう。

受験勉強に、「頭が良い・良くない」は関係ありません。今までの成績も全く関係ありません。
自分自身の弱点を認め、謙虚な心で何事にも取り組む事が大事です。日々の努力によってこれまでの非日常が日常となり、点で捉えていたものが直線的になってくるはずです。受験勉強は点の連続である直線的な理解が合格への近道となります。

また、「勉強を進める上で注意すべき事は何か?」と聞かれることがあります。
今、皆が行っている勉強は整理能力が問われているだけだといっても過言ではありません。例えば、勉強していてわからない「言葉」・「語句」・「公式」が出てきたら、そのまま放って先に進まない事。必ず辞書や参考書を用いて「言葉」・「語句」・「公式」の意味を調べ、ノートに記録する事。辞書や参考書を使いこなせる事は大事な能力です。調べたものはまた調べる確率が高いでしょうから、単語ノートや公式整理ノートを作成し何度も重複して調べ、書く事で記憶の定着を図っていきましょう。

こういった勉強の仕方は、来年の春に受験のない学年の塾生の皆にも当てはまります。
上述した点が繋がっていき直線になるといった表現はこのノート作りにも当てはまります。その場で調べるといった点の勉強が、毎回調べてノートに記載する事で直線になるはずです。一日も早く自分の志望校に合格する為の勉強方法を手に入れましょう。

そして、『今、やるべき事は何か。これからやるべき事は何か。』を自分自身の力で考える事が重要です。
まずは、ゴールデンウィークが終わるまでひたすら勉強をし、そして5 月・6 月に行われる模擬試験や学校の定期テストで十分な成績を自分の力で獲得して下さい。皆の努力は必ず報われると信じています。

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎