【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『秋から受験時期までの勉強方法と心構え ②』
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まずは一度、自分自身の目指す長時間勉強の壁を越える努力をして下さい。
もし一人でチャレンジすることができないならば、塾でその時間を取れるように工夫して先生に言いましょう。
きっと、その壁を越えた先に、志望校に合格するための理想の形が作れるはずです。どんなに回りの人達に促されても、叱咤されても、自分自身の決心と実行がなければ、活路は見出せません。
「今日1日だけでも頑張って乗り越える」というチャレンジが、長時間勉強を習慣にするための最重要ポイントになります。
残された時間を考えて逆算する。
残された時間を考えて見ましょう。
10月⇒31日、11月⇒30日、12月⇒31日、1月⇒31日あります。
入試が2月初旬とすると入試まで大体120日あまりです。
ここから1日2時間しか勉強しなければ240時間しかありません。
3教科の受験ならば1教科あたりの勉強時間は80時間です。
定期テスト前特訓の参加経験がある人ならばわかるはずです。
1教科あたり、あの日曜日の特訓8回分で受験が来てしまうのです。
果たして、8回分で志望校のレベルまで自分の学力を上げることができますか?
しかし1日の勉強量を4時間にすると、勉強時間は単純に倍になるので少し気持ちに余裕ができますね。
そうすると1日4時間ならば合計480時間、単純に1教科あたり160時間になります。
こういったように残され時間を計算し、今の自分には何が必要で、今後何をどうしなければならないかをしっかりと見直すようにすることが大事です。
泣いても笑っても受験は約120日後には確実にやってきます。
残されて時間をどう過ごすかで自分の未来が大きく変わってきます。
春先は、ゴールまでの時間が長くこういった計算をしてもピンとこないのが普通です。
しかし、半袖から長袖にかわるこの時期にこういった計算をすると非常に寒気がしてきます。
そこでただなんとなくであったり、現実から目を背けてしまうと、いばらの道はより一層、いばらの道となってしまうでしょう。
受験校の情報収集
現在の学力の状態を自己認識することの他には、受験校の情報収集をし始めなければならない時期であるということを認識しなければなりません。
まず情報収集し始めると一番気になるのが受験校の倍率でしょう。
合否に対して倍率の高低は不安要素の一つとなります。
受験する学校の倍率が10倍であれば、10人に一人しか受からないわけですから非常に不安になることは確かです。
しかし、私は倍率というのは自分自身との戦いであり、他者との競い合いではないと思っています。
何事においても、まずは己を知った上で敵を知ることが重要で、倍率は自分自身と自分の影であるもうひとりの自分の2倍であると常々感じています。
しかし、やはり倍率が高くなればなるほど、合格最低基準もあがるでしょうし、出題問題も難しくなります。
いわゆる、以前のデータが通用しなくなるわけです。
去年までなら60%の得点率で合格していたはずの学校、学部・学科が蓋を開いたら65%の得点率でなければ合格しないといった状況になることは往々にして有ります。
仮に問題傾向が変わり、問題が難化した場合、去年までの過去問題の合格点を満たした状況で受験に臨んでも通用しないということになります。
種々様々な要因はありますが、一貫して養っていかなければならないことは、一つずつ積み重ねてゆく努力と分析能力、計画性を練り上げていくことであると思います。
その結果が最後まで諦めないで戦う力を養い、勝負どころで大きな力を発することになるのではないでしょうか?
大倉山藍田学舎 小野修一郎