【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『模擬試験は何のために受けるのか?③』
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中学生、高校生達は、学校生活に加え、部活動の時間にも体力面に加え精神面に対してもかなりの疲労感を携えて生活しています。
そんな日々の生活の中で、模擬試験の対策に時間をかけられる人は中々いないのが実状でしょう。
勿論、模擬試験の対策をすることも受験勉強の一環ではありますが、日々の学校の宿題や提出物、復習臭われている中で、模擬試験にまで手が回る人達は少数派であると思います。
そんな中でも、模擬試験の点数を上げていくことは、志望校合格に向けて非常に大事なこととなります。
では、どうやって点数を取りに行くかについて考えてみたいと思います。
模擬試験の点数を上げていくためには
模擬試験で得点を上げていくためには、日々の積み重ねが必要とされる英語や国語、数学等、付け焼き刃の勉強ではどうにもならないものもあります。
理科や社会といった科目は、出題範囲の単元さえ暗記してしまえば少なくとも選択式や一問一答形式の問題には正解できるの可能性があります。
そこにある程度の勉強時間を割くことで、短期的に得点をアップさせることが可能だと言えます。
しかし、こうした方法はあくまでも一時的な効果しかなく、模擬試験の点数がその時に上がったからといって実力があることにはならないということは自覚するべきでしょう。
受験生のみならず、中高生達にとって模擬試験を受ける本当の目的は今年度のトレンドを知り、自分自身のレベルを知ることです。
敵を知る前に己を知る必要がありますね。背伸びをすることなく正しい現状を把握し、そこから志望校までの距離をしっかりと測り、効率の良い勉強をしていく必要があります。
試験後の復習は対策以上に大切
テストが返却されるとその点数だけ一喜一憂しまう人も多いですが、模擬試験の結果に一喜一憂することなく試験前の対策以上に試験後の復習に力を入れていくことが最も重要なことです。
何故復習がより大事であるのか復習する意味についてよく考えましょう。
試験で簡単な問題を間違えることはよくあります。
失点の現場検証ともいうべき復習をしている中で、簡単に防げたミスに気が付いた人達は、「これはケアレスミスだ。次は慎重にやろう」と精神面の反省のみに終わってしまうこと多いでしょう。
しかし真剣に受けた試験において、注意散漫になってしまうのでしょうか?慎重になればミスは防げるのでしょうか?
もちろん入試本番でも、難問ばかりではなく簡単な問題でもミスは起きるでしょう。
しかし入試ほどの真剣勝負の場で起こすミスは、ケアレスミスではないでしょう。
復習に力を入れていない生徒たちの多くの「ケアレスミス」だと認識しているエラーのほとんどは、起こるべくして起こった「必然のミス」であると思います。ただなんとなく「ケアレスミス」ということにしているのです。「本当の自分は得点できた」として、不安な自分を欺いているだけでしょう。
ミスを減らし得点率を上げて行くための第一歩は、模擬試験の結果を直視し、真摯に復習することです。
『模擬試験は何のために受けるのか?④』に続く
大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎