【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『GW明けから夏期講習までの過ごし方について①』

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『子育てで大事なポイント』

 

 

長かったGWも終わり、徐々に夏が近づいてきています。
学生にとって次の長期休暇は夏休みでしょう。
勿論夏休みに追い込みをかける学生が多いとは思いますが追い込みをかける上では準備が必要です。
今回はGW明けから夏期講習までの過ごし方について書いていこうと思います。

少し話をずらしますが、昨今「記憶術」「暗記術」といった言葉をよく耳にします。
そもそもそういった類の暗記法とは、一体どういったものなのでしょうか?
大半の人は「効率よく覚えるためのテクニック」と端的に考えているのではないでしょうか。

しかし脳科学者によると、記憶にとって一番重要なことは「記憶するためのテクニック」ではなく「記憶する前の準備段階」であると言います。
「記憶」も「勉強」と同様に、『なぜ自分がそれをやるのか』という目的、つまりゴールを明確にすることが大事だということです。

自分自身が掲げるゴールを明確にする

『何となく、やらなきゃいけないからやる』『目的意識を持たずにただ努力する』など、漠然とした考えから物事をスタートすることは何も意味を持たないでしょう。

ではどうすればいいのかと考えてみましょう。
まず「自身が掲げるゴールを明確にする」ことで、そのゴールに対して最善のアプローチを取ることができるでしょう。
それを踏まえてまず夏期講習を有効に活用するために6月下旬~7月中旬までに以下の2点を行って欲しいと思っています。

1.しっかりと受験で使う暗記事項をまとめる。
2.受験科目の基礎問題の演習。

まず、受験で使える絶対的な知識を増やす為に暗記事項は絶対に暗記することです。
どんなにテクニックをあげていったとしても基礎知識がなかったら何も意味がありません。
受験に必要な知識・暗記すべきものはまだ余裕がある間に少しでも多く暗記していきましょう。

次に、演習問題はその問題の意図する物事の仕組みをしっかりと理解した上で一問一問丁寧に演習することです。
1問1問を時間をかけて取り組める今だからこそ1問を丁寧に解いてほしいと思います。

ここで勉強を進めていく中で注意して欲しいことは、暗記・演習それぞれの作業が点の動作で終わらせないようにすることが大事です。
つまり「作業」という瞬間である点の作業の連続にエネルギーを注ぎ、様々な問題の「解けない」から「解くことができる」までを結んだ直線的なものになるようにすることです。
そういった点の動作である勉強の連続が、受験で点数を取る為の直線的な学力の蓄積に繋がっていきます。

また成績を上げるために大事なのは、暗記と演習をバランスよく行う事だと思っています。
しかし現時点での目標は、「夏期休暇」という限られた時間の中で、沢山の演習量をこなし最大限に効果を発揮させ、飛躍的に学力を伸ばすことです。
そのために計画を逆算して考えてみると、少なくとも6月中に最低限の知識を確保しなければなりません。
そうなると必然的に暗記しなければならない項目も増えてきます。

ですから、5月末には、今後暗記しなければならない項目についてきちんと整理し、暗記に着手し始める必要が出てくるでしょう。
5月最終週はそういった計画を練り計画に着手し始められるようにしましょう。

『GW明けから夏期講習までの過ごし方について②』に続く

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎