【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『知的好奇心とは?』

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『夏の乗り切り方』

好奇心が脳を育てる。

子供達の「知りたい」という好奇心はとても大事なものです。
子供達は何かに夢中になると『もっと知りたい』と考えるようになります。
これが、知的好奇心です。例えば、子供達が図鑑を見ていて昆虫について興味を持つと、新しいことを知りたいと実際に昆虫を捕まえに行ったり、違う図鑑を買いたいと言ったりどんどん興味を広げる子達もいます。

こういった時、子供達の脳内ではどんなことが起こっているのでしょうか。
人が何かに興味を持った時、脳内で盛んに脳細胞は活性され情報伝達が盛んになります。
成長段階で興味を持ったことは、さらに興味関心を生みますが、興味がないものに関する関心は減っていきます。
様々なことを経験させる事で、「おもしろい、もっと知りたい」と思うことで興味のアンテナが張られていきます。

そういったことを踏まえると、小さい頃にできるだけ沢山のことに興味を持つことが大切なことなのです。
好奇心を持つということは、知ろうとすることの「原動力」になるのです。

「知的好奇心が旺盛な子は賢いのはなぜ?」

知的好奇心が旺盛な子供達は賢いのか?
例えば最初に子供たちが興味を持つこと、恐竜でも昆虫でも何でもいいでしょう。
まずは「何かに興味を持つ」ということ自体が大切です。
その次に、興味を持ったものに対して「さらに知的好奇心が湧いてきてもっと知りたい」を積み重ねていくことです。
そういったことを繰り返す中で、夢中になることができる何かを見つけます。
やがて、その知的好奇心は学ぶ意欲にも結びついていくでしょう。
賢い子の多くは自分から「知らないことを知りたい」と思って動ける、知的好奇心が旺盛な子供たちなのです。

では子供達の知的好奇心を高めるためにはどうすればいいのか?
好奇心を持ったことを実現させるためには、学習することが必要だということが分かってくれば、子供達は積極的に学ぶようになります。
そのためにも子供達が幼い頃から、好奇心の元となる種を蒔いていきましょう。
それでは子供達の知的好奇心を高めるために、日常生活の中でできることを考えてみたいと思います。

①:好奇心を育てるために「図鑑」を使う。

知的好奇心を高い子供達の多くは、幼い頃から図鑑などをよく見ていた子が多いです。
幼い頃から動物や植物、乗り物、宇宙、恐竜など、図鑑を手に取れる場所に用意し、何か興味を示したら、それに関する図鑑を開いて見せてみたり、水族館や動物園に出かける前に図鑑を開いてみたりするなど、親子で図鑑を楽しむ時間を持つことも大切です。

②:様々な場所に連れて行き、様々な経験をする

水族館で魚を見る、動物園で動物を見る、科学館へ出かける、美術を鑑賞する、ピアノを弾くなど、子供たちは興味のありそうなものを経験させると、興味のアンテナが張られていきます。
その中で「きっとこれはおもしろいなあ」「もっと知りたいなぁ」というふうに思えるものがあるはずです。
図鑑などで興味を持ったことを、実際に出かけて自分自身の目で見せる経験も積極的にさせてみましょう。
いろいろなものに興味を持つことが当たり前になり、それは大人になっても習慣、そして経験として残っていくのです。

③:親自身がワクワクする感覚を忘れない

子供たちが好奇心を持つために様々な場所へ連れていく、といったことをすでに実行している親御さんも多くいるでしょう。
しかしそれ以上に大切なのが、親自身がワクワクするような好奇心を持つことです。
好奇心を持ったことに対して、「学ぶ姿勢」を日々の生活の中で表現できているかどうかということが重要なのだと言います。
そのような姿勢を日頃から見せることで、親の持つ好奇心は子どもに伝播するのです。

④:日々の生活の中に学習を取り入れる

子供達は、宿題等で扱われる漢字の書き取りや計算などが、単純な作業でつまらないと感じる子もいるでしょう。
つまらない理由は、日々の生活とリンクしていないからです。
日々の生活の中で勉強をしないとわからないことが出てきた時に「知りたい」と思うことが大事なのです。

例えば、工作をする時は長さを測りハサミ等の道具を使い、部品の長さを計算します。
「生活の中で生じた好奇心」→「興味関心分野」→「計算といった“道具”」という流れができます。
そして計算の練習をするにつれて、自分が知りたいことを、もっと知ることができるという手応えが出てきます。
こうして、「計算といった“道具”」→「興味関心分野」→「好奇心」というサイクルが生まれ、さらに好奇心が強化されていきます。

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎

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