【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『今すべき行動で現状打破するには ③ 』

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『今すべき行動で現状打破するには ① 』

『今すべき行動で現状打破するには ② 』

適切な行動が取れない理由

次に「では自分にとって適切な行動」とはどういうものかについて考えていきたいと思います。
実際に「とにかく行動する」ことは、行動するわりに望ましい状況や過程を作り出せないこともあります。
「とにかく行動!」という思考は、計画や目標、ゴールに至るまでの道筋の想像なしに動いてしまう可能性をも秘めているものです。
無駄な行動にエネルギーを浪費している人、「一生懸命やってるのに良い結果でない」と感じる人もいるでしょう。

こういういった行動の起点は必ずといっていいほどその人の「あり方」に依存します。
こと受験においては、目先の行動、努力ではなく、いかに継続した努力ができるかに尽きます。

(1) 目先の損得ばかり考えてしまう。
(2) 他人の目を気にしている。
(3) 不足や不満などのネガティブな感情を出発点にし、責任転嫁する。

行動の動機や目的が目先の損得に基づく場合、定期テストや小テストのような一時的にうまく行くことはあっても、受験のような長期的なもので考えると決してうまくいかないでしょう。
目先の損得ばかりを求め、最終的な受験の結果で失敗する子供達の再出発に私は何度も立ち会ってきました。
本人たちはそういったこと気づくことさえなく、私の前に現れます。
その度に、過去の失敗を上記で書いてきたような話を交え、子供達と対話してきました。
さらに多くの人たちは、自分自身の行動の動機を「他人にどう思われるか」「他人から認められるにはどうすればいいか」に置いている。
自分が「どうしたいのか」より他人の視線を基準にしている以上、どんな行動も満足をもたらす結果を生み出すことはないでしょう。 
それは、自分自身と真正面から向き合っていないからです。どこか、他人事なのです。いわば「本当の自分」を置き去りにしているのです。 

そして、不足や不満などのネガティブな感情を起点にした行動も良い結果をもたらさないでしょう。
「現状が良くないから改善しよう」という前向きな、建設的な意欲に転換するならプラスの行動と言えます。
しかし「この状況は嫌だ。見たくない」といった場合、それは単なる現実逃避であり自己否定です。
否定を土台にした行動は否定的現状、失敗を呼び寄せます。
なぜ現状に不満や不足を感じるのかを自分自身と向き合ってしっかり原因をつきとめる事が必要でしょう。
全てを他人のせい環境のせいにしていないだろうか?いつも自分を「被害者」、悲劇のヒロインという立場に置いていないだろうか? 
まずは自問自答し、今すべき適切な行動はなんであるのかをよく考えて進むこと必要です。 

『今すべき行動で現状打破するには ④ 』に続く

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎

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