【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『大学受験における文系と理系の選び方 ② 』
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大学卒業後の就職先と将来期待できる年収
高校に入学後、高校2年生で文系と理系の選択に迫られ、自分の夢ややりたいことを基準に「文系・理系」を選択をします。
そして志望する大学・学部を決め進学すると、大学においてある程度の専門性を帯びた学問を学びます。資格を有する職業もありますが、ある程度、理系的な文系的な会社に就職します。つまりは、就職先も変わってきます。そして、年収も変わってきます。
4年生の大学を卒業していると文系理系問わず初任給に大きな開きはありません。
大学院を卒業していると、4年生の大学を卒業している人たちより月給にして2〜3万円ほど変わってきます。
平均年収額は、一般的に文系は500万〜550万円理系は550万〜600万円と言われています。
つまり理系の方が50万〜100万円ぐらい給料が高くなる可能性があります。この理由は、理系には給料の高い職業が多いからです。
たとえば、年収ランキングトップといわれている「医師」は理系です。
看護師や歯科医師、薬剤師などの理系職業も、年収が高い傾向にあります。
もちろん「弁護士」「税理士」「大学教授」など、文系でも年収が高い職業もあります。
高校生活において文系と理系に壁はあるのか?
では、文系理系別での「学校生活の違い」はあるのでしょうか?
授業科目に偏りがあり、授業の選択パターンなどの違いはありますが、学校生活で大きく異なることはありません。
では、文系理系どちらを選ぶ事が受験をする本人達に適しているのでしょうか?
ここでは自分自身と向き合いしっかりと自問自答することが望ましいでしょう。
例えば
①:将来の夢(仕事)は決まっているか?
就きたい職業が決まっている場合、その職業によって文理選択をしましょう。
たとえば前述したように、医者や看護師の場合は「理系」弁護士の場合は「文系」です。異なる文理選択をすると、その職業になれないからです。もちろん100%無理ではありません。しかし、確実に不利になってしまいます。
②:得意科目は何か?
専門的な職業につきたいという希望が、今の段階で無い場合は得意科目で選びましょう。
例えば数学や理科系科目が得意ならば理系に進み、国語や社会系科目が得意ならば文系に進むことが望ましいでしょう。
大学の入試が文理選択によって異なるため、得意教科が多い方が有利になるからです。
以上のように様々な角度から文理選択について考えてきましたが、極論から言えば「自分自身の人生」です。
この選択が自分が生涯かけて携わっていく職業に直結していく可能性が高いという自覚と覚悟が必要です。
安易な考えで選択する事がないように、様々な場面を想定して自分自身の可能性を追求していく事が、この決断において最も重要であり必要なこととなります。
自分自身と向き合い後悔の無いような選択ができるようにして欲しいと思います。
大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎