【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『大学受験における文系と理系の選び方 ① 』

前回ブログはこちらから。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

『公立高校と私立高校のどちらにいくべきか? ① 』

『公立高校と私立高校のどちらにいくべきか? ② 』

『公立高校と私立高校のどちらにいくべきか? ③ 』

今回は大学受験に際して選択する文系と理系の違いについて考えます。
高校生のある時期になると、文理選択で悩む子が出てきます。

幼い頃からの夢がある子供達は教科の得意不得意に関係なく、その夢が位置するカテゴリーの学部への進学が義務付けられることから文理選択は必然的な選択になります。
当然、将来の夢が明確ではない子供達にとっては、ここで大きな英断に迫られます。

また理系に進学希望でも数学が苦手な子、文系選択にもかかわらず英語や社会系の科目が全くできない子達にとって、文理選択は苦渋の決断になります。
この選択を間違えると、大学受験は絶対に失敗します。
ではどのように選択していくことが望ましいのでしょうか?

文系と理系の違いと偏差値はどう変わるのか?

最初に、文系と理系では何が違うのか?また偏差値はどう違うのかについて考えてみたいと思います。

まず高校入学と共に、子供達には明確な意志が求められ始めます。
ただなんとなく生活していても、中学生まではまだ許される仕組みになっています。
クラス分けも部活動の選択も高校進学も、周りの子に合わせていても大きな差は出にくいものです。

しかし、多くの普通科の高校では、2年生から「理系か文系か」によってクラスが分かれます。
そこには明確な意志と覚悟が必要となります。
途中で文転・理転は得策ではないばかりか、高校の単位取得の仕組み上不可能になります。
とにかく注意が必要なものです。では文系・理系にどのような差があるのでしょうか?

【 文系 】
国語・地歴公民・英語を重点的に学びます。
大学入試のときに、この科目で受験することが多いからです。
数学や理科系科目は、高校卒業に必要な基礎的な分野のみ学ぶことになります。

【 理系 】
数学・理科(物理、化学、生物)を学びます。
文系志望クラスとは異なり、大学入試では数学、理科系科目で受験することが多いからです。
英語や国語などの文系科目も、もちろん学びます。
しかし文系クラスに比べるとこれらの科目、特に国語や社会の授業は、文系志望同様に高校卒業に必要な最低単位取得分の勉強時間になります。

上述してきましたが文系理系のどちらを選ぶかは、大学で学ぶ分野や受験する学部が大きく関わってきます。
例えば 、私立と国公立を受ける場合によっても変わってきますが、大まかに下記のような分類になります。

文系:法学部、経済学部、外国語学部、文学部
理系:理学部、工学部、医学部、歯学部、看護学部

基本的には進学する学部によって文理選択を行うことになります。

文系・理系学部の偏差値はどう異なるのか?

次に、文系と理系では偏差値はどのように異なるのでしょうか?
実は、基本的には変わりません。学部、学科以前にそれぞれ大学自体のレベルがかかわってくるからです。
難関大学はどの学部も難関でしょうし、国公立大学は共通テスト・2次試験と二段階の選抜、私立大学は共通テストの結果のみで合否が決まる仕組みもあります。

文系・理系のどちらが入試が楽か?入学後どちらが楽か?楽しいか?というのも、あまり変わらないでしょう。
ただし、大学に入ってからの勉強は学問の仕組みの関係で理系の方が忙しくなります。
それは、実験・実習・卒業研究などがあるからです。

文理選択は学ぶ科目や進学する大学の学部に大きく関わりますが、ここでは、その先の違いも見ていきましょう。

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎

【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『大学受験における文系と理系の選び方 ① 』”へ2件のコメント

この投稿はコメントできません。