【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『勉強してもわからないとイライラする理由は?①』

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『勉強を頑張っても成績が上がらない時に考える事①』

『勉強を頑張っても成績が上がらない時に考える事②』

勉強がわからない時にイライラする原因

一生懸命集中して勉強をしていても、「わからない」と感じてイライラしてしまうことは、誰にでも一度や二度は経験すると思います。
自分でいくら考えても理解できないまま時間だけが過ぎていき、しまいにはいらいらしてしまう。
こんな状況はかなりのストレスを感じるでしょう。  
そこで今回は、勉強中に「わからない」と感じる問題の原因を考え、イライラした気持ちの解消法について考えます。

主に「勉強していてわからない」とイライラしてしまう時、以下に挙げる3つが原因になっているかもしれません。 
今の自分に合った適切なテキストを選ぶ勉強法、行き詰まってしまったときの適切な対処法を知り、「勉強がわからない」時のイライラと別れを告げられるようにしたいですね。

【1】知識のバックグラウンドがない 

まず考えられることは、問題を解くための必要な知識が欠けているため、問題文に書かれている言葉の意味がしっかりと理解できていない、ということです。 
例えば、「生物多様性」という言葉を聞いた時に“生物” も “多様性” も知っているのに、“生物多様性” と一語にされると何故だかなんとなくの意味しかわからなくなってしまうものです。
「生物多様性=生き物たちの命のつながり」という知識をもっていないと、言葉を理解することは、不可能でしょう。 

勉強していると、普段の生活では使わない言葉も多く登場します。
少しでも疑問に感じた言葉は、自己解釈せず、その度にあいまいにせずしっかりと意味を調べましょう。 

【2】使用している問題集が難しすぎる

次に考えられる原因は、使用している問題集が難しすぎるか、自分に合っていないということです。
例えば、初心者がいきなり上級者向けのテキストを使用した場合、理解しにくいのは当然です。 
テキストや問題集を選ぶとき、「背伸び」をしてレベルが高いものを手に取りたくなる気持ちもわかります。
また、友人から勧められた参考書や問題集を、十分に検討せずに購入してしまうこともあるでしょう。
ネットなどの口コミや評判も判断材料としては重要ですが、やはり、自分自身の現状を踏まえ自分自身の目で見て、読み比べてから決めるのが一番です。 

特に問題集を選ぶ場合には、候補となっている問題集を読み比べてみて、自分にとって本当に必要な分野がしっかりと記載されていて自分一人の力で理解し着手できそうか、という事を慎重に吟味する必要があります。
参考書の詳しい選び方に関しては後述します。 

【3】情報を咀嚼理解できていない 

一つ一つの情報は理解しているものの、各情報がどのような関係にあるのか自分で整理できていない場合、「わからない」と感じるでしょう。
つまりは情報の咀嚼理解がしっかりとできていないのです。 

例えば、1冊の本を読み終えたとしても本1冊分の膨大な情報が整理されないまま脳内に散らかっている状態では、本の内容をスラスラと人に説明するのは難しい事です。
これらの得た情報を「取り出し使えるような状態」にするには、例えばノート等に書き出すなどして「インプットした知識をアウトプット出来るようにまとめる」必要があるでしょう。

次回 勉強中に「わからない」とイライラすることを改善するためには?

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎