【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『子供たちに考えてほしいこと【2】』

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『子供たちに考えてほしいこと【1】』

自分の意思で決めることの重要さに関して

「自分の考えをしっかりと実践していく」こと。

これは子供達に限ったことではなく、親御さんも世間の常識や価値観を疑うことなく身を任せ、そのレールの上をただなんとなく歩んでいるだけで実際の所、自らの人生を主体的に創り出そうとしていないのではないでしょうか?
私は常々そういった疑問を感じていますし、私自身が指導する生徒達には、そんな思考を当たり前だと思ってしまう大人にはなって欲しくないという強い想いがあります。

日本では、中学を卒業すると当然のように高校へ進学し、高校を卒業するとまた当然のように大学に進学する。
そして当然のように就活して会社に勤めるといったような、何か当たり前に決まっているような敷かれたレールの上を走らされているかのようです。
勿論そういった人生は至極自然なことです。
逆に「常に大きなことにチャレンジしなさい」「人と違う人生を選択しなさい」といったような、極端な思考を推奨するわけでもありません。
ただ『しっかりとした理由・目的を持ち、自分の意思で主体的に選んで進むこと』を常に考えてほしいのです。
この考え方を身につけることこそ、今後の人生において重要なのではないでしょうか?

「皆が良いと思っていることは自分も良い」と安易に考えてしまうことや、親や先生や先輩が勧めるからといった安易に受け入れてしまうこと、「世間の常識に従っていれば正解だ」と信じ込むことは、「主体性のなさ」であり、その点は大きな不安を覚えます。
自分自身で立てた目標に向かっていく主体性がなければ、その先には後悔しか待っていないでしょう。

物事の本質を見極める力をつけることこそ学力向上につながる。

物事の本質を見極めて見聞を養う努力を怠ると、常に誰かに指示してもらわなければ先に進めない指示待ち人間になってしまいます。
周りに『皆は中学受験をする』と言われると多くの家庭では思考が揺らぎ、その必要性の真偽を熟慮することなく、親の責任を果たすべく受験に身を投じてしまう。
そして、子供達を明確な目標もないまま『受験』へと誘導してしまいます。

『大学を出てないといい会社に入れない』と聞くと、何としてでも「子供を一流大学に入れよう!」と親御さんが子供の意志に関係なく鼓舞してしまう。
そして子供たちに学歴社会の重要性を押し付け、ある種の洗脳に近いものを植え付けてしまいます。
さらに社会の風潮もあいまって、子供たちにも自分自身の哲学が無い思考が先行していってしまいます。

大部分の人はこのように自らの意思ではなく世間の風潮や社会の刷り込みによって、根拠や理由、目的の乏しい正しいと思われる道を歩んでいるのではないだろうかと思っています。

実は子供達の勉強においても、自主性・目的・目標のない子供達の成績は中々向上しないのです。

『子供たちに考えてほしいこと【3】』に続く

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎

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