【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『学校(部活動)と塾の両立とは【1】』

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『塾の選び方・選ぶポイント【1】』
『塾の選び方・選ぶポイント【2】』

 学校(部活動)と塾の両立は可能なのか

長年、小学生から高卒生までを対象としている学習塾を運営していますが、
高校・大学の志望校合格を勝ち取る上で『学校(部活動)と塾の両立』は最大のテーマの一つだと思います。

今まで塾を経営してきた中で、入塾前の学習相談・在塾生面談で「学校(部活動)と塾を両立できるか」について下記のような不安に感じる親御さんや子供たちがとても多くいました。
・学校の勉強や部活動で忙しい中で、体力的にも精神的にもきちんと塾に通えて勉強が出来るのか
・宿題の量が多すぎて塾の授業の予習はおろか学校の宿題が出来ないのではないか
・部活が忙しすぎて塾に通っている時以外、自宅では勉強ができない

ではどうすれば塾と学校の両立ができるでしょうか?また部活動と塾のどちらを優先すべきでしょうか?

中学・高校で部活動、特に運動部に所属すると毎日の生活がとても忙しく、そして体力的にも厳しいものになります。  
さらに塾に通うだけではなく、授業日以外には学校の宿題や塾の宿題をする時間がかかるからです。 
そこで睡眠時間を削って塾の事を優先するあまり、学校の授業を寝てしまったり、学校の提出物や宿題が出来ないということが起きてしまうと、塾に通っている意味が無くなってしまいます。
塾・学校・部活動を上手く両立してこそ中学高校生活は充実し、志望校合格への道が開けてくるからです。 
ここで、子どもたちにとっての学校と塾の役割を考えてみましょう。 

学校の本来の役割とは

日本では小学校・中学校は義務教育です。昨今の日本では高校も半ば義務教育でしょう。
つまり、義務教育は国の方針で定められた学習内容や教養を教わるところです。
学校の役割は「学問を学ぶだけではなく、集団生活や常識・倫理的なルール・上下関係等を身につけ、将来社会の一員として活躍するための能力を磨くこと」です。
こういった基礎素養を含む人間力を磨くためには、小さなコミュニティである家庭だけでは教育しきれないものです。

塾の本来の役割とは

学習塾の役割は「生徒の成績を上げ、高校受験や大学受験で志望校に合格させること」です。
中学校や高校の学習内容の予習や復習をし、生徒の学力アップを助けることが本筋となります。
人間力というよりは、学力向上重視の場所となります。

前述したように塾と学校の役割は異なるものです。自分自身の希望を叶えるために塾は通うものですから、両立が難しいと思っている中高生は、自分自身の管理をしっかりとする必要があります。
最初に、学校・部活動・塾といった生活基準を盛り込んだ1日×7日間のスケジュールを立てることから始めることが必要となるでしょう。

次回:『学校(部活動)と塾の両立とは【2】』
「両立させるためのスケジューリングの立て方」についてを書いていきます。

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎