【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『 模擬試験の受け方 ① 』

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『 新学期9月からの勉強法 ① 』

『 新学期9月からの勉強法 ② 』

模試の結果で重要なこと

模擬試験の結果を受け取ったとき、「偏差値」や「合格可能性評価」、「全国順位」を見て、どのような反応をするのでしょうか?
自分が思っていたよりも高い偏差値が出て喜ぶ人、合格可能性評価が悪くて落ち込む人、そのままにしてしまう人、しっかりと復習する人、様々な反応があると思います。
しかし、模試の結果を見て一喜一憂をすることはオススメできません。
判定はあくまで模試を受けた時点での合格可能性ですので、あまり楽観的にも悲観的にもならないようにしましょう。
こと受験においてはトレンドを見逃すことがないようにすることも大事な事です。
正直,、化石問題も多く存在しますが、今も昔も優れた思考問題は大きく変わることはありません。
基本をしっかりと抑えることが最も必要な事です。

そして、自分自身の現状を受け止めることが合格を勝ち取るためのスタートとなります。
その判断を模擬試験に委ねているということを認識することです。

ゴールを変えるのではなく、走り方を変える様に準備する。

模試の結果や合格可能性評価が悪かったからといって、すぐに志望校を変えるようなことは避けましょう。
まずは模擬試験をしっかりと復習し、その後の具体的な学習指針を再度立てるように努力しましょう。

模擬試験で解けなかった問題は入試本番までに解けるようになっていれば良いのです。
むしろ受験当日にその出来なかった問題が出なかったことをラッキーと思いましょう。
ここで大切なことは、間違えた問題をしっかり復習し、自分の弱点や反省点を振り返ることです。
間違えた・出来なかった問題があった時ほどやるべきことはたくさんあるのです。

また、大手予備校・塾の個人成績表で特に着目して欲しいことは、各科目の設問ごとの得点率です。
自分の現時点での弱点が反映されていますので、しっかりと謙虚に受け止めて、その分野には特に力を入れて対策に取り組むようにしましょう。
そのためにはまず、「時間配分のどこがだめだったのか?」「単語・熟語などの知識量に問題がなかったのか?」「どういった設問形式を苦手としているのか?」など、具体的に現時点で失点してしまう問題点を挙げてみることから始めましょう。
そして対策は、「いつまでに」「どんなことを」「どのくらい」やるのか具体的に立てるようにし、可視化することが大事です。
目標を可視化することで目標にブレることなく進める事ができるからです。

自分自身を知らずして未知の問題と対峙できるわけがありません。
己を知ってこその受験なのです。

大倉山藍田学舎 小野修一郎