【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『模擬試験は何のために受けるのか?②』
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模擬試験を受ける前の勉強方法
模擬試験を受ける前の勉強方法として、受験生か受験生でないかによって勉強方法が異なってきます。
受験生の場合は、基本的には模擬試験の範囲=入学試験の範囲となります。
よって受験の予行練習のつもりで全範囲をしっかり対策していくことが必要になります。
一方で高校1・2年生の場合は、ある程度授業の進度に近い範囲までが模擬試験の範囲となります。
しかし、学校の定期テストとは異なり、自分の学年の前の学年の復習事項から現在学んでいることまでの非常に広い範囲が対象となるでしょう。
そういった広い範囲を網羅していくためにはどのように勉強をしたらいいのでしょうか?
まず、例えば高1・2年生に関する勉強法について考えてみたいと思います
①:まず試験範囲を確認すること
まずやらなければならないことは、模擬試験の範囲の確認です。
どこの分野からどこまでが出題されるのかを把握し、対策と目標を立てるところから始めます。
目標は、偏差値など具体的な数値を掲げる方がより良いでしょう。
②:ある程度単元を絞って勉強する
本来であれば指定された試験範囲は全て網羅して勉強したいのですが、なかなか全範囲に渡って勉強できている人はいないでしょう。
また、ほとんどの人は「模試の勉強法がわからない」「全範囲を網羅する時間はない」といった状況だと思います。
そこで範囲表を元に、ある程度の単元を絞ってピックアップした単元を中心に対策して行きましょう。
試験範囲の中から「ここだけは必ず得点できるようにする」と決めてその分野をしっかり対策するのです。
そうすることで、模擬試験の本番に何もできないということにはならず、必ずある程度解ける問題があるという状態にすることができます。
心理的な側面はテストにおいて合格点に近づいていくためのかなり大事な要素となります。
模擬試験の点数を上げていくためには
日々の生活の中で、模擬試験の対策に時間をかけられる人は中々いないのが実状でしょう。
勿論、模擬試験の対策をすることも受験勉強の一環ではありますが、模擬試験にまで手が回る人達は少数派であると思います。
そんな中でも、模擬試験の点数を上げていくことは大事なことになります。
では、どうやって点数を取りに行くかについて考えてみたいと思います。
それは、暗記科目で得点を稼ぐということが挙げられます。
理科や社会といった科目は、その範囲を暗記してしまえば少なくとも選択式や一問一答形式の問題には正解できるの可能性があります。
そこにある程度の勉強時間を割くことで、短期的に得点をアップさせることが可能だと言えます。
この短期的な得点アップを重ねていくことで、定着率も上がっていくことでしょう。
しかし、こうした方法はあくまでも、一時的な効果しかなく、模擬試験の点数がその時、上がったからといって実力がついていることにならないということは自覚するべきでしょう。
模擬試験を受ける本当の意味は、「受験する年度の試験のトレンドを知る」「受験生のレベルを知る」「模擬試験前の対策」ではなく、模擬試験を受けた後の復習をしっかりとするべきだからです。
『模擬試験は何のために受けるのか?③ 』に続く
大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎