【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『模擬試験は何のために受けるのか? ① 』

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『正しい記憶法を脳のメカニズムから理解する ①』

『正しい記憶法を脳のメカニズムから理解する ②』

そもそも模擬試験は何のために受けるのか?

まず最初に重要なことは、模擬試験を受ける目的をしっかりと持つことです。 
そして、模擬試験を上手に利用し、受験までの指標にできるようにしたいですね。 
最低でも以下に掲げる項目に関して認識した上で模擬試験を受けるようにしましょう。

  • 現時点での自分と志望校の距離を計る 
  • 試験の雰囲気に慣れる 
  • 自分の苦手分野を知る 
  • トレンドを知る

模擬試験というのは、「他の受験生達と自分の差」「自分と志望校との差」を確認し、今の自分に足りなかった分野等を確認するものです。
結果には細かく「この分野が得点できていない、偏差値は◯◯である、志望校での順位」といったように詳細が出てくるため、これを今後に活かさない手はありません。
模擬試験の結果を元に志望校、受験校を選定していくことは必須です。
勿論模擬試験は一般的な問題を出題していますから、自身の志望校からかけ離れているケースも多々ありますが、同じ志望校を目指す人達の中での順位が出ますから、問題傾向が違えど受ける意味は大いにあります。 

よく生徒達に下記のようなこと聞かれます。
「現時点での本当の実力を知るために、あえて勉強せずに模擬試験を受けたほうがいいですか?」
私は、模擬試験であってもしっかりと対策を立て、勉強してから受験しなさいと指導しています。
勿論下手に付け焼き刃で勉強すると点数が上がってしまい正確な実力がわからなくなるから、あえて対策をしないほうがいいと考える人もいます。
それは一理ありますが、私は勉強もせずに模擬試験を受けることは、自分自身にとってとても大きな損失につながるものだと思っています。

勉強せずに試験を受ければ点数がとれないのは当然です。
模擬試験のための勉強も、受験勉強です。
そして何より、せっかく大手の予備校の模擬試験を受け、分析・判定という形を出してもらうためにお金を払って時間を使うのです。
ただなんとなく模擬試験を受けることは、何の意味も持たないでしょう。
せっかくの機会ですから、たとえ模擬試験であったとしても寸暇を惜しみ勉強し、少しでもレベルアップをはかるべきです。
練習で本気を出せない人は、本番でも本気は出せません。

少し「勉強すれば日常に変えていくためにプラス思考に捉え「目標に向かって勉強すればこういう結果になるんだ、次も頑張ろう」と考える方がいいと思います。 
受験本番までの計画の中にしっかりと模擬試験も組み込み効率よく勉強していけるようにしましょう。

模擬試験は何のために受けるのか?② 』に続く

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎