【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『緊張との向き合い方』

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『GW明けから夏期講習までの過ごし方について①』

『GW明けから夏期講習までの過ごし方について②』

『GW明けから夏期講習までの過ごし方について③』

緊張する理由は脳にある?

「勉強はしているけど、テストで緊張してしまう。」
「練習では出来るのに、本番ではうまくいかない。」
「家・塾では出来ていたのに、学校ではミスをしてしまう。」

このような中高生は珍しくありません。
家や塾の机ではリラックスして勉強出来るが、学校のテストでは緊張してガチガチになってしまい、問題をうまく解けなかった、時間内に終わらせることができなかった、良い点数を取ることができない状態になってしまう

そういった緊張に関して考えてみたいと思います。

なぜ緊張してしまうのでしょうか?

人間の脳は性質上「~するな」といった禁止・命令をうまく認識することができません。「~してはだめ」と言われても、脳はすぐにその言葉を認識して、その通りに実行しずらいのです。
以下の事を実践してみて下さい。

私が今から言うことを絶対に想像してはいけません。
【大きなライオン】

どうでしょうか?【大きなライオン】が頭に浮かびませんでしたか?

どうしても、【大きなライオン】が浮かんでしまうのです。
脳は、否定的な表現よりも肯定的な表現を優先します。
ですから、緊張してはいけない、緊張しないようにと思えば思うほど緊張してしまうのです。
つまりは、前述のように、緊張してしまう子供達は緊張したくなくても「緊張」という言葉に反応してしまうのです。

先生や親御さん達が「緊張しないように!」と言えば言うほど、子供達は「緊張したらどうしよう・・」と想像してしまいます。
失敗しないように!と言えば言うほど、「失敗したらどうしよう・・」と考えてしまうのです。
同様に、不合格したらいけない!と思うほど、「不合格になったらどうしよう・・・」とマイナスの思考が頭に浮かび、どんどんネガティブ思考は増幅してしまい、そのマイナス的なものが現実化してしまうのです。
子供達が悪いのでなく、まさに脳の性質上、間違ったサポート、教育をすることでそういったことが起きてしまうのです。

ですから、「緊張しないように ・するな!」といった表現マイナス的な表現ではなく「リラックスしてね / できるよ!」とプラス的なポジィティブな言葉を使って声かけるようにしましょう。

「緊張」=「悪いこと」ではない。

私は緊張しやすい生徒達に以下のような話をするようにしています。
人は緊張すると心臓がバクバクしたり、手の平に汗をかいたり、眠くなったりします。
なぜ、手に汗握るかわかりますか?

それは、心臓をいきなり動かすと負担がかかるために、脳が緊張によって、心臓が激しく動かす。
これは今から身体や脳を動かす準備です。
また、手に汗をかくことは、手に汗握るといった表現にもあるように、手をすべらせて筆記用具を落とさないようにするための準備であると。
つまり「緊張」=「準備完了」の合図です。
これからという時に緊張するのは、戦う準備が整った証拠なのです。

なので私は生徒たちに、試験に向かい戦う準備ができた証拠をしっかりと体感して、全力で戦ってきなさいと送り出すようにしています。

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎

一歩踏み出す、諦めない気持ちはスポーツ競技と同じ

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