【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『中学生のGW中の過ごし方【1】』

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『子どもの学力を伸ばす方法【1】』

『子どもの学力を伸ばす方法【2】』

中学1年生は中学校に進学しあっという間に一カ月が過ぎ、いよいよ5月も目前となってきました。
コロナウイルス蔓延という未曾有の状態が続いていますが、4月末よりGWが始まります。
大型連休は家族で過ごす良い機会ですし、もしかすると部活動がある子供たちもいる事でしょう。

GWは実は非常に重要な時期

ですが休み中でも部活にプライベートにと忙しいかもしれませんが、このGW期間は実はただ遊んでいるわけにはいきません。
GW後には、今までと違う環境になっていきます。授業がのんびり進むのは、今の時期だけなのです。

GW明けからは学校の授業のスピードも上がっていき、スケジュールがタイトなものに様変わりしてきます。
しかし授業のスピードが上がっても、徐々に暖かくなっていき過ごしやすい気候になっていく、学校の雰囲気にも慣れてきて緊張感がとけ始める、そして成長期が重なってくる子供達にとってはどうしても油断をすると睡魔との戦いを強いられる環境になってくるでしょう。

さらに5月中旬から下旬には中間テストが控えています。
4月から中学生になった新中学1年生の子供達にとって最初のテストですので、最初のテストで失敗してテストに嫌なイメージをつけたくはないです。
また、中学2年生も来年の高校受験に向けて内申点をしっかりと確保したい学年ですし、中学3年生は受験学年ですからしっかりと受験に向けて準備をしていかなければならない時期です。

まさにこのGW期間というのは、この1年の分岐点と言っても過言ではないでしょう。
だらだらとなんとなくこの休み期間を過ごすのではなく、きちんと目標を設定し勉強をしていくことで充実した連休にして欲しいと思います。

ではまず中間テストに向けて、中学1年生はGW期間中に何を準備しておけばいいでのしょうか。

1.理科・社会の基本事項をまとめておくこと

1学期の数学・英語はどの学年も内容が比較的易しく平均点も高いので、ここで躓くわけにはいかないものです。
特に1年生は90点以上を取りたいです。

一方、理科・社会は暗記要素が強いため、勉強不足で点が取れない子が出てきます。
その結果、英語・数学は高得点でも、理科・社会で点を落とし、5教科の成績のバランスを崩してしまうことになります。

もちろん、数学・英語は受験の柱となるものですから、特に優先されるべき科目ですが定期テスト・高校入試ではどの教科も落とすわけにはいきません。
受験では、私立の3教科は別として、公立高校のテストでは「英語の80点」も「理科の80点」も同じ価値です。 ですから、今のうちから、科目格差を作れないように、特に、理科や社会で足を引っ張られないように学習習慣を確立しておきたいものです。

2.定期テスト範囲の3周のうち1周目を始める

日常で数学・英語にとらわれがちな勉強時間をGWで理科・社会に一定時間以上費やし、しっかりと足固めをする。
つまりGW中に理科・社会のワーク等を習ったところの範囲を少なくとも1周しておく事が必須となります。
そして、テスト前までもう1周に、テスト直前に最後1周をし全部で3周して習熟度を上げていきましょう。

3.アルファベット・ローマ字からの基本事項

小学生で習う英語は基本的に文法事項の学習ではなく「話す・聞く」が中心です。

勿論、英単語を書く練習や小テストはほぼありません。
そのため、小学校で学習した英語は中学校の筆記試験にほとんど役立ちません。
実際に、アルファベットをまともに書けない、読めない状態で中学生になっている子供達は驚くほど多いのが実状です。
連休中にアルファベットの大文字小文字、ローマ字の読み書きから、基本英単語、基本英文法をしっかり反復練習しておきましょう。

勉強において中学1年生の最初が肝心です。
2年生・3年生に進級したとしても高校受験というミッションを成功しやすくするために各科目高得点を取れるように、このGW期間にしっかりと復習をして新学年の良いスタートダッシュを決めましょう。

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎

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