【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『理想的な勉強時間について』

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『暗記法について考える【1】』

『暗記法について考える【2】』

『暗記法について考える【3】』

前回のブログでは、暗記法について3回に分けて考えたものを書きました。
今回は学生の理想的な勉強時間を「置かれた環境・目標」を踏まえて考えてみたいと思います。

中学生の平均的な勉強時間とは?

大手教育媒体の調査によると、中学生の平均的な1日の勉強時間は「1時間半」であると言われています。
しかし、これはあくまでも中学生全体の平均勉強時間です。
約40%の子供達は日々2時間以上勉強していることがわかります。

【中学生の平均的な勉強時間】
・1時間未満:約40%
・1時間半 :約20%
・2時間以上:約40%

中学生の理想的な勉強時間とは?

中学生の理想の勉強時間は「1日2時間」と言われています。しかし、統計上の平均勉強時間は1日90分です。
学校のない土日の平均の勉強時間も1日約90分、2時間以上勉強している人が約40%と、平日とあまり変わらない結果になっています。
先述の通りあくまで平均時間であり、勿論2時間以上には塾等の習い事の時間も含めての可能性もあると思います。
しかし偏差値の高い上位校を狙うためには、最低でも毎日2時間以上は勉強する必要があるということになります。
勿論、現在の偏差値やどのくらいの上位校を狙うかによっても、勉強時間は変わってきます。

現在の成績をキープしたい、もしくはアップさせたい場合、1日2〜3時間は勉強するようにしましょう。
また、夏休みなどの長期休みは、周りと差をつけるチャンスです。
成績アップを狙うのであれば、気分転換をしながら普段よりも長く勉強時間を確保することが理想です。

基本は1日2時間の勉強が理想ですが、受験が関係してくる中学校2年生から勉強時間を増やしていくとよいでしょう。
普段勉強していなかった人も、少しずつ勉強時間を増やしていくことで、受験対策に入りやすくなります。

高校受験対策に必要な勉強時間とは?

高校受験対策に必要な勉強時間は、時期(夏休みの前後)・難易度(志望校と自分との偏差値の差)などによって変わっていきます。
受験対策に必要な勉強時間は、自分の成績と志望校のレベルを見合わせながら適宜決めていく必要があるのです。
ここでは、目安としての中学3年生の勉強時間を紹介します。
【狙っている高校と自分の偏差値が同等の場合】
夏休み前は1日2時間、夏休みは6時間程度、夏休み後の受験対策が本格化する時期は3〜5時間、受験直前は5〜8時間が目安となります。【自分の偏差値より高い高校を狙っている場合】
夏休み前から3〜4時間の勉強時間を確保し、夏休み中は6〜8時間、夏休み後から受験直前までは5〜8時間の勉強時間が目安となります。

中学生の勉強量の目安

大切なのは中学生の勉強「時間」だけではありません。
中学生の勉強「時間」以外は、どういった点を意識すればいいのでしょうか。

【 教科(科目) 】
教科1科目あたりにかける時間の目安は、1時間が理想です。
受験期以外は2時間の勉強時間を理想としているため、1日2科目勉強することになります。
勉強時間を増やす場合、1科目の勉強「時間」を増やすのではなく「科目数」を増やしていくと効率よく勉強できるでしょう。

【 勉強頻度 】
頻度も勉強量の目安のひとつになります。ベネッセの調査によると、週に半分以上勉強している中学生は全体の約60%、毎日勉強している中学生は全体の約40%です(塾や家庭教師などを除く)。成績上位者の場合は、約50%が毎日勉強をしています。成績アップや成績上位を狙いたい場合は、毎日勉強するようにしましょう。

普段勉強していなかった人も、少しずつ勉強時間を増やしていくことで受験対策を取り組みやすくなります。
毎日理想の時間の分だけ勉強ができるとは限りません。
しかし「継続的に努力できること」が大きな結果につながります。
まずは出来ることから少しずつ始めてみましょう。

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎

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