【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『子どもの学力を伸ばす方法【1】』

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『どこがわからないのかわからないという言葉』

 ポジティブに自信を付けさせる

子供たちに「自分一人の力で解けた、出来る、楽しい」と思わせる方法について考えてみます。
まず子どもの学力を伸ばすには「解けた・出来た」という小さな成功体験と、「楽しい、嬉しい」といった事を思わせることが大事なこととなります。

前提としてまず大事なのは、情報の「インプット」です。そして「インプット」した情報をどう「アウトプット」するかがさらに重要となります。
そしてインプットした情報を使って自分の力だけで基本問題を解き、正解できたらしっかりと誉めることです。
この小さな成功体験が「初めて習うことでも自分はできる・やれるんだ」とポジティブな思考にしていくこと大切なことです。
例えば、初めて習う単元や分野において、説明・解説をしっかりした後で意味を理解させることが重要になります。
問題の難易度は重要ではありません。まず子供達の気持ちの部分で、子供達に「自分は出来る」そう直感的に思いこませることが大事なポイントになるでしょう。

私には長年の指導経験より、中高生の子供達に「自分で解けた、出来る、楽しい」と思わせるためのコツと注意する点が4つあります。

1.初めて習う分野・単元はしっかりと仕組みを理解させ「インプット」させる

初めて習う分野・単元においては『なぜそうなるのか』をしっかりと理解させることが重要です。
例えば、数学にはどんな問題にも公式がありますが、公式を丸暗記するだけでは全く意味がないでしょう。
「とりあえず公式を覚えなさい」といった言葉は成績向上の妨げになります。

咀嚼理解を必要とする数学において、公式の丸暗記は「基本問題が解けたとしても、必ず応用問題に対応できない」状態に陥りやすくなります。
結局の所、後々苦労してしまうことになります。
まずは、公式の仕組みやなぜその問題を解くときにその公式を使わなければならないのかをしっかりと理解させ、この問題のパターンのときはこの公式を使えば良いと分かるレベルまで指導を必要があります。

英語においても同様で、英文法も丸暗記するだけでは通用しないものもあります。
しっかりと文法事項を理解させ、身につくまで演習させる必要があります。

2.必ず自分一人の力で問題を解く時間を作る

問題演習に着手させる時は、まずは自分一人の力で考えさせることが非常に大事です。
問題を解いている途中で完全に解けなくてつまってしまい、ほぼ完全に進まなくなってしまった状態になって、初めてこちらからヒントやアドバイスを与え解けるように導いてあげる事が大事な事です。

自分一人で解けたという達成感が子供達に楽しい、やればできるという自己肯定感に結びついていきます。
また、いつまでも自分一人で考えず人に頼ってしまっていては成績の向上は望めません。
まずは一人で解かせ、解き方や考え方が間違っていたらなぜそう考えたのか、なぜその解き方をしたのかを本人と反省をし、その考え方のどこに問題点があるのかをきちんと説明してあげるようにする事が望ましいでしょう。

次回 『子供の学力を伸ばす方法【2】』に続く

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎

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