【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『 新学期9月からの勉強法 ① 』

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『子供達の可能性を潰してしまう言葉 ② 』

『子供達の可能性を潰してしまう言葉 ① 』

夏休みも本日で最終日ですね。(読むタイミングによっては夏休みが終わっているかもしれませんね)
充実した夏休みを送れたでしょうか?
新学期早々、コロナの影響で分散登校等で混乱しそうですが、中高生は新学期早々定期テストが待っています。
夏休み期間中の成果をしっかりと発揮できるように9月から気を引き締めて欲しいと思います。

夏休みが終わったときにまずやるべきこと

皆さんは、いろんな決意を持ってこの夏休みを迎えたはずです。
しかし、「なかなか思うようにはいかないなぁ」と感じている人も多いのではないかと思います。
出来なかったことを、いつまでもくよくよするのではなく、これから何が出来るのか、何をすべきなのかを建設的に考えて前に進むようにしましょう。

大事な事は、常に冷静に自分自身の現状把握をする事です。
そしてまずは、自由度の高い夏休みをここまで頑張って走り抜いた自分を誉めてあげて下さい。
そして、秋を迎えるこのタイミングに再度自分自身と向き合い、自分自身に正直に現状分析を行い、計画を立て直しましょう。

『受験勉強は航海のようなものです』

羅針盤を持たない航海では、風や波の影響で知らず知らずのうちに進んでいる方向がずれてしまうものです。
ここでいう「風や波」とは、「誘惑に負けてサボってしまった時間」や、「難易度の高い単元に予想以上に時間を取られた」事です。
これは仕方のない事なのですが、これらのせいで多くの受験生が計画の見直しを余儀なくされます。

ではどのように計画を立て直したらよいのでしょうか?
ここで重要な事は、焦ってあれもこれもに手を出すのではなく、基本的にはゴールからの逆算で考えるようにする事が最も重要な事です。
夏の学習を経て、「この教科の学習はスムーズだけど、この教科はそうでもない……」などと、自分の特性についてもこれまでよりはっきりと認識できているはずです。
そういった事も全て考慮した上で、受験科目のバランスを考え、特にマイナス要因に対する改善策をしっかりと考えつつ、改めて現状を分析し、計画を再立案しましょう。

このような一連の流れは、社会人の仕事管理にも使われる方法論「PDCA サイクル」と呼ばれるものとも共通しています。
P・D・C・Aは、それぞれ以下の英単語の頭文字です。

P …… Plan:計画
D …… Do:実行
C …… Check:評価・チェック
A …… Action:振り返り・改善

最後のAction までたどり着いたら再度Planに戻り、らせん状にこのプロセスを実行していくため、「PDCAサイクル」と名付けられています。
計画を立て、実行し、進み具合をチェックし、ある期間が経過したら振り返って改善策を考え、そしてそれをもとに修正した計画を立てる。
合格に向かって着実に進んでいくためには、実に大切な事だと思います。
今の流れが悪いと思っているならば、ぜひ一度C(Check)した結果をもとにA(Action)を考え、P(Plan)を立て直してみましょう。
PDCAサイクルは、1周する度に気持ち新たにリスタートできるサイクルでもあるので非常に効果的な戦略を練る事ができます。

焦りながら闇雲に前に進んでも、合格は遠のくばかりです。
焦る気持ちをグッと堪えていったん立ち止まってでも、落ち着いて状況を整理して、改めて見通しを立てる事が大切です。
勇気を持って立ち止まる事できるかどうかが受験の勝負どころです。
前に進む事ばかりに気を取られがちですがしっかりとした計画のもとに前に進む事の方が大事です。
だからこそ勇気を持って一度立ち止まり計画を練り直す事を優先しましょう。

私自身の現役時代は、それはそれは無計画な状況でした。
この時期、日々、無為に過ごしてきた自分に対しての後悔の念と焦りばかりが募り、状況を冷静に見る事もせず、行き当たりばったりのガムシャラ勉強であったように思います。

船に例えれば、コンパスも持たずに航海しているような状態です。
ただでさえ行き当たりばったりの勉強で計画的に勉強を積んでいる受験生よりもビハインドを背負っているのに、これでは受かるはずもありませんね。
焦りはじめると人はとかくそのような状況になりがちです。

今、塾講師としての20年間の経験と私自身の失敗経験を活かし生徒の皆の羅針盤になるべく、9月は生徒達がしかるべき時にきちんと計画を立て直し、改めて受験の見通しを立てられるようにする事を最優先しようと思っています。

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎

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