【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『中学生のおすすめの通塾開始時期について』

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『2020年度 1年間の総まとめ』

2020年度を振り返って

学習塾業界では、定期テストが終了時、年度切り替わりに中学生のご家庭からのお問い合わせが多くなります。
「テストが終わり結果が良くなかった」「今の塾では成績が上がらない」「自宅で勉強ができない」
等の理由から、塾を探しているために学習相談や無料体験授業を受けたいといったご相談です。
こういった場合の多くは、現状に危機感を覚え、塾に通わなければという思いからのアクションですが、果たしてこういったタイミングはベストなタイミングなのでしょうか?
塾の運営を長年してきた立場から考えをまとめていきたいと思います。是非塾選びの参考にしてみてください。

お子さん本人に勉強する気があれば、基本的にはいつ通塾を開始し始めてもいいのではないでしょうか?
その中でも通塾開始するタイミングのおすすめ時期をいくつかご紹介いたします。

①:学年の切り替わり時期(2~3月)

塾によって新学年の開始の時期は多少異なってきますが、大体の塾は2月定期テスト終了時から3月の新学年のはじめは前学年の総復習をします。
また学年の変わり目ですから、心新たに勉強に打ち込めますのでおすすめと言えますね。

②:中学1年生の夏から秋にかけて

中学1年生の最初の定期テストは、比較的簡単ですが、徐々に難しくなっていくのがこの時期です。

特に英語・数学のレベルが上がっていきます。
英語であれば3人称単数、数学であれば1次方程式の文章題が大きなハードルになるのではないでしょうか。
そのため、自分自身で勉強することが難しくなってきたと感じ始めた場合、この時期に通塾を始めるのがおすすめと言えるでしょう。

③:中学2年生の夏休みや冬休み

中学2年生は「中2病」といった言葉も存在するように、学校生活にも慣れて部活動が忙しくなる「中だるみの時期」といえる時期です。この時期にカンフル剤として、刺激を与えるために、通塾をし始めることもおすすめです。

また、2年生にも難所がいくつかあります。
英語の不定詞・動名詞、数学の連立方程式や1次関数など、高校入試に頻出する分野もいくつかでてきます。こういった難しい分野を克服するために夏休みや冬休みを活用するのもおすすめです。

中学3年生の後半から始める場合は注意が必要です。

基本的には【自宅で自分自身だけで勉強すること】【成績を維持・向上させること】が難しくなった場合に、塾に通い出すのが最良のタイミングであると思っています。
ですが、それでも入塾をあまりおすすめ出来ない時期もあります。

一般的な公立中学生のスケジュール上、塾に通っていない中学3年生の場合、受験教科の全範囲を履修し終えるのが2月前後になってしまいます。
これでは、3月の公立高校受験はもちろん、1月の私立高校受験に間に合いません。

そのため、学習塾では絶対に先取り授業をしています。
塾によっては後半になると、中学3年生の入塾をお断りしている塾もあるぐらいです。
勿論、個別指導塾や家庭教師といった手段は残されていますが中学3年生の後半から通い始める場合には、
勉強するスケジュールをきちんと自分で立てておく必要がありますし、受験対策も自分自身の現状把握をしておくべきです。

また期間が短ければ短いほど、急激に成績を上げることは難しくなります。
例えば3か月後に志望校に合格できるように点数を10点上げたいと考えても、
内申点は既に中学2年生の頃からの結果で半ば決まっていますので、現実不可能な場合が多くなってしまうのです。

中学生のおすすめの通塾時期のまとめ

以上より中学生のおすすめの通塾時期をまとめると

・基本的には自分が学びたくなったとき
・時期的には節目がおすすめでもあるが、中学3年生の後半からは難しい

そして、まずは塾に行く前に自分はどうなりたいかといった明確な目標を立て学習相談、無料体験授業を何校かの塾に申し込み、納得して塾に入塾することを強くおすすめします。

『ただ塾に通う、通えばよい』ということではなく、あくまでも目標を達成するための一つの手段でということを強く意識して下さい。
「友達が通っているから」「あそこの塾の合格実績は良いから」「大手の塾だから」といった安易な理由ではなく、『自分の目標を達成するためにはこの塾が自分には必要だ』という明確な理由のもとに一歩踏み出すことが非常に大事なことだと思って下さい。

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎

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