【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『ケアレスミスが多い子供の特徴 ②』

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『ケアレスミスが多い子供の特徴 ①』

ケアレスミスが多い子供の特徴

私がこれまでに感じてきたケアレスミスが多い子供の特徴はこの7つです。
こういった特徴に3つ以上あてはまったら要注意であると思います。

①:落ち着きがなく集中力がない。
②:勉強机が散らかったままで整理が出来ない。
③:人の話を最後まで聞く事ができない。
④:形やパターンを暗記し理解していない。
⑤:ノートが書けない、書かない。
⑥:字が雑である。
⑦:ノートや消しゴムを最後まで使う事ができない。

上記の特徴は、あくまでも私ががこれまで指導してきた生徒を元に分析した結果です。
しかし今まで見てきた、ミスが多い子供達の多くはこの7つの内3つ以上が当てはまっています。

①:落ち着きがなく集中力がない

ケアレスミスが多い子供の特徴の1つ目は「落ち着きがない」ことです。そして「集中力がない」ということです。
具体的にどのような子供が落ち着きがないと言えるのかを考えてみました。

落ち着きがなく集中力がない子供の特徴
・隣の席の友達が気になってしまう。
・少しの物音にも反応してしまう。
・周りの物に触れたがり、立ち歩いてしまう。
・じっとしている時間がほとんどない。
・飽きっぽい

ミスが多い子の特徴の多くが、こういった「落ち着きがない」状況にあてはまります。
注意欠如・多動症(ADHD)に関係することかもしれませんが、特にそういう診断がない場合は、要注意事項になります。
こういった、日常における習慣である落ち着きのなさ・集中力のなさは、ミスの原因の一つになります。
できる事なら、一つずつ意識をすることで改善を試みる必要があります。

②:勉強机が散らかったままで整理ができない

「勉強机が散らかっている」ことも実は原因の一つです。
つまり「整理ができない」ということ事に繋がるのです。
日常で整理整頓ができる子供は、頭の中も整理することが得意です。
逆に整理が苦手な子は、頭の中も整理されておらず、覚えた知識が点で散らばっているだけで上手にアウトプットできないのです

・机の上が整理できない状態
「常に誘惑と戦い続けながら勉強をしなければならない」つまりすっきりとした状況で集中できない状況です。
そういった環境の悪さから、ケアレスミスが日常的に多くなるのも仕方がありません。
特に集中力がない子は、目の前にあるものに反応しがちです。そのため、当然、勉強机が散らかった状態で勉強をすれば、当たり前のようにケアレスミスをしてしまうことになるのです。
大人でも片付けが苦手な人がいますが、片付けは「段取り」や「計画性」を磨くことと同じことです。
問題を段取りが悪く、計画性もないまま勉強に着手すれば、ミスがでるのも当然です。
日頃から整理整頓する習慣を徹底する必要があります。

③:人の話を最後まで聞く事ができない

ケアレスミスが多い子供の特徴の3つ目は「人の話を最後まで聞けない」ということです。
つまりは「集中できない」→「途中で別な思考に入ってしまう」ということです。
「1を知って10を知る事ができる」という人は実際にはいますが稀な人で、ほとんどの子供達はしっかりと10を教えてもらわないと理解不足になることが普通です。
つまり、話しを最後まで聞かずに問題に取り組むと「分かったつもり」になってしまい、実際に問題に取り組んだ時に初めてわかっていない事実に気づくことになるのです。

こういう子供の特徴として、人の話を最後まで聞こうと思っていても、以下のことが起こってしまう可能性があるのです。
【 話しを最後まで聞けない理由 】
・話の途中で自分で連想、推測した思考を追加してしまう。
・話の途中で思考停止し、聞いているフリになってしまう。
・相手が話している時に自分の思考の中で勝手に展開する。
・相手の言葉でどうしても気になったことを考え続ける。
・言っていることを理解しようとしない。
まずは人の話を聞く上で相手の目を見る、メモを取る等の工夫が必要ですね。

次回『ケアレスミスが多い子供の特徴 ③』に続く

大倉山藍田学舎 小野修一郎