【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『幼児教育の重要性について【1】』

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『日本における英語の教育環境について』

情報社会である昨今、『幼児教育の重要性』についてよく目にします。

しかし実際は情報の錯綜、情報過多により「子供たちにとって何をする事が良い事なのかわからなくなっている」というのが実状ではないでしょうか。
また、一般的に幼児教育は「特別な英才勉強、小学校受験をする子供たちがお受験対策としてやるもの」といったイメージも根強く残っています。
しかし本質的な幼児教育とはそのような「堅い」「型にはまったもの」ではないように思います。
実際は、子供たちが日常の中で行う「遊び」にこそ、将来必要になる様々なスキルを育むための要素が含まれているように感じます。

今回は幼児教育における遊びの重要性、そこから先にある具体的な教育法について考えて見たいと思います。 

なぜ幼児期の教育が大切なのか?

幼児教育について、子供達に何をすべきかと考えている方は、

「小さな子どもに色々なことを沢山経験をさせた方が良い」 
「幼い頃から英語、水泳、サッカー、体操などの習い事をさせる」 
「幼稚園にも通っているし、勉強は小学校に入ってからでもいいのでは?」 
「正直、どう教育すればいいのかがわからない」
「お友達は何を習っている、何を習うのが良いの?」

などの様々な考えをお持ちの方が多いのではないでしょうか。 

ある学説によると、人間の脳は6歳までに約90%、12歳までにはほぼ100%が構築されるといわれています。
つまり、小学校へ就学する6歳の時には脳はほぼ形成されているため、
実際私たちが「まだ早すぎるかな」と思う幼児期こそ、実は「脳の基礎・基盤を作る最も重要な最適な時期」ということなのです。

子供たちの脳がどんどん成長していく幼児期に多様な学習経験を積むことで、少年期・青年期に必要とされる「集中力」「自尊心」「コミュニケーション能力」「自己肯定感」などを高めることへと繋がっていくのです。

子供に何を「させる」かではなく「したい」と思う環境を作れるか。

では、幼児期の子供達へどんなことをすればいいのでしょうか?
「様々な習い事をさせる」「色々な場所へ連れて行く」「沢山の教材を揃え、机に向かわせる」など、どれも間違いではありませんし、これといった正解もありません。 

しかし重要なことは「子供に何を『させる』かではなく、子供が何を『したい』か」です。

子供自身が「〇〇をしたいと思えるように、大人たちが上手にコントロールしつつ、促してあげること」を重視することではないでしょうか。 
子供は、自身が興味を持った物事に自ら取り組んでいくことで、探究心や集中力が向上し、物事を最後までやり抜く力が育まれていきます。
つまり、何かをさせるのはなく、様々なことに触れさせていくこと、それは「遊び」も同じことです。

時に「遊び」を通して子供の特性を見極め、誘導し、上手にコントロールすることも大事なことです。
大人の固定観念によって、「勉強させなければならない」「これをやらせなけれならない」等の押し付け型ではなく、自然な形で子供達を見守っていくことも子供の成長に必要な教育の一つであると思っています。

『 本人の意欲を尊重し、多様な遊びに挑戦できる環境を作ってあげること。』
これこそが、その子が一生大事にできる本当の意味での「スキル」を手に入れることに繋がるのではないでしょうか。

幼児教育の重要性について【2】に続く

大倉山藍田学舎 学長 小野修一郎

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