【とにかく子どもの面倒をよく見る、大倉山藍田学舎学長からのメッセージ】『秋から受験時期までの勉強方法と心構え ③』

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『秋から受験時期までの勉強方法と心構え ①』

『秋から受験時期までの勉強方法と心構え ②』

昨年度の戦いを振り帰って見ると、最後まで諦めずに一つのことに執着してよく頑張った子は受かっています。
取りこぼしが多かった子ほど、あれもこれもやらなければといったような状況に陥っていたように感じました。
あれもこれもと気が散在することは、最後のひと押しに欠ける状況を招きます。
自分の信じた、最後まで共に戦う先生達が示唆した分野を丁寧に掘り下げて、仕上げることこそが合格への近道となるはずです。

取りこぼしを焦らず一個づつクリアにしていく事

では、最後まで諦めずに我武者羅に頑張った子達は学校の出題傾向の分析、演習をしなかったのか?
そのようなことはなく、当然分析・演習を行っているでしょうし、実際に行っていました。
では基礎力にかけていたのか?基礎力は十分にあったように思います。

ではなぜ取りこぼしが多かったのか?
まず考えられることは、受験問題特有の化石の問題と生きた問題のギャップに関してよく考察し、横に掘り下げていくことが薄かったのではないかと思います。
いわゆる、パターン化した知識だけでも解くことができるワンパターンの化石問題と知識やパターンを咀嚼理解した上で複数の分野の知識、パターンを組み合わせて考えていかなければ解くことができない生きた問題の選別と演習が足りなかったのではないでしょうか。
基礎力重視だけで個の力が養えてしまう子もいますが、やはり、経験値を高めていかなければ進化はないでしょう。

この点に関してのアプローチを上げていかなければならないと痛切に感じました。
解決策として、やはり、現時点での自分自身の到達点と立ち位置の確認として、年末にむけて開催される大手予備校の模擬試験を受けられるだけ受けることです。
9月までに培ったのは基本です。その基本を携え、残された時間の中で模擬試験を通してトレンドな問題にアンテナを張り、課題を一ずつクリアしていくことです。
一歩ずつきちんと整理して残された時間を走り抜けられるように頑張っていきましょう。

大倉山藍田学舎 小野修一郎